The BC-312-N...

BC-312-N

BC-312-N

BC-SET
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BC-312-Nは、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍通信隊(US Army Signal Corps)で使用された、堅牢な設計の軍用短波(HF)受信機です。

主な仕様と特徴
1930年代半ばに開発された本機は、当時の通信技術の粋を集めたシングルスーパーヘテロダイン方式の受信機です。
受信周波数: 1.5 MHz ? 18 MHz を6バンドに分けてカバーします。
受信モード: AM(音声)およびCW(電信/モールス信号)に対応しています。
電源構成: 車両運用を想定したDC 12V?14V入力仕様です。内部の「ダイナモータ(DM-21)」と呼ばれる回転式変圧器で、真空管の動作に必要なB電圧(高電圧)を生成します。
重量: 約22 kg(48ポンド)と非常に重く、頑丈な金属製筐体に収められています。

運用とバリエーション
BC-342との違い: 基本設計はAC 115V駆動の「BC-342」と同一ですが、BC-312はバッテリー駆動を前提としている点が異なります。
BC-312-NX: 同シリーズの末尾「NX」モデルは、24V?28Vの電源系統に対応した派生機種です。
主な用途: SCR-399やSCR-499といった移動式・固定式の無線局の一部として、トラックや建物内での長距離通信に使用されました。